怒り

殺人犯が逃亡し、3人の男で展開していく映画。

後半にネタバレ含みます。

まず惨い。サスペンスなのか、それとも人情なのか。分からないけど演技はとても良かった。おかしい点もちらほらあったけど、それは後ほど。

よくサスペンス見る人とかはおかしいってすぐ気づけるんだろうなって思いました。

タイトル回収が難しく、怒りとは怒りの矛先なんだなと思いました。

リアリティにかけるが、結末はなんとも言えない物になってるし見てみてはどうでしょう。

以下ネタバレ

東京編

結局この編だけは何もなく、妻夫木聡ただ1人が綾野剛を疑っただけで周りに起こったことは全部偶然だっただけだったのが残念。もう少し組み込めたら何かしら見てる方も疑えるんだけどただ綾野剛が隠してるだけで、少しおかしい行動もあったけど逃亡した殺人犯には思えなかったし、お母さんとの絡みも全然悪いことはなく終わり。感動に持っていきたかったのか感情移入は出来ずって感じでした。

千葉編

この編も結局何も起きてない。東京編より何も起きてない。ヤクザに追われてるって話なのにヤクザは出てこない。こっちは東京編よりも疑いが強くて逃げたあと警察まで呼んでやっと分かったんだけど、違う自信があるなら一緒に警察行って鑑定して貰えばスッキリ解決したのでは？過去も別に話してるし疚しい事情が無いのも分かってるなら一緒に解決してあげれば良かったのに。無理やりにでも。って思っちゃうけど実際は怖いかもしれんね。

沖縄編

東京編、千葉編と違い疑われない。さらに言うと人物も東京編千葉編は暗いのに森山未來だけ活き活きしてる。明らかにおかしい行動をしてる。何故広瀬すずはこんな見た目ヤバそうな奴に会いに行こうと思うのか謎に謎。この編だけヤバい事しか起きない。何故佐久本宝はこんな奴信じて職まで与えたのか分からん。客の物に当たってる時点で確信したけどヤバいでしょ。

レイプへの持っていき方も謎。なんでベロベロに酔ってるのに的確に逃げていくのか。で、されている時にシラフに戻ってる。部屋で見てた人が見て見ぬふりしたのか知らんけど何の関係も無いのに映る意味、おっさんがポリスって叫んだのにどっか行った。謎だらけ。

他との差が激しすぎて残念でした、もっと練ればサスペンスとしていけたのでは。

事情聴取されてる男

誰？なんでそんなに悪そうにイキって話してるのか分からん。昔のツレが悪でさーみたいな小物感が凄い。漫画じゃないんだから要らなかったなー。まだ怯えてあいつはヤバいとか言ってる方が凄みあった。白けましたね。

物語が交差していく系は好きなんですが、まさかの交差しないと……創作だから出来たことって感じしますね。もう少しリアリティあげるか交差するかはして欲しかったです。